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アウトレイジ 最終章

全員暴走

記者の見どころ

北野武監督のもと、クセのある強面オジサン俳優が一堂に会するヤクザ映画『アウトレイジ』シリーズ。地位やカネを求め闘う男たちを描いた本シリーズも、“全員暴走”で堂々の完結を迎える!

巨大暴力団内での派閥闘争を描いた『アウトレイジ』、そして関東VS関西の巨大抗争を描いた『アウトレイジ ビヨンド』。本作『アウトレイジ
最終章』は、北野武監督が唯一手がけるシリーズプロジェクトの完結作だ。本作ではついに日本ヤクザVS韓国フィクサーの全面戦争が勃発し、シリーズ最終章にふさわしい、怒号と銃弾の飛び交う最終抗争が幕をあける!!

前2作を生き抜いたキャストたちに加え、本作からピエール瀧や大杉漣らが合流する。組の中での派閥闘争、組と組との抗争など、ヤクザ映画らしい描写が満載だ。特にピエール瀧は北野武監督作品初出演とは思えないほどの大暴れで、最初から最後まで、ともすると本作MVP級の大活躍を見せる!

第1作から“痛い”描写はだんだんと減ってきたものの、逆にどんどん大きくなっていく抗争のスケール。アウトレイジ(極悪非道)たちの抗争、とりわけ役者陣の演技も徐々にテンションが上がっていき、常に怒号の飛び交う会話が本作で聴けなくなってしまうのか、と思うと寂しささえ覚えてしまう。

シリーズを通して、“仁義”を貫き通してきた大友(ビートたけし)。お世話になった韓国フィクサーへの協力、かつての友を殺された恨みなどを胸に帰国した大友を待つ未来とは。

Text by EISUKE